こんにちは、事務員Yです。
昔、友人に凄く仲の良い兄妹が居ました。
友人は進学を機に兄の部屋に同居させてもらっていて二人暮らしです。

韓国系アイドルを細マッチョにした感じのお兄さんは、
4人兄妹の1番上でとても面倒見が良く、妹である友人もまた
格闘技好きの兄と、技を掛け合う程のお兄ちゃん子でした。

ある日、風邪が治った友人と遊びに出かけるために迎えに行くと、
社会人のお兄さんがお小遣いを渡していて、
「車と夜道には気を付けるんだよ」
と親代わりに注意を促していました。

「はいはーい」
元気になった友人は聞き流すように返事をし、靴のつま先をトントン。
「行ってきま～す」

言い足りないのかお兄さんが口を開くのですが…
「ちゃんと体に良い物食べるんだよー？マックとか　(バタン)」

ドアが閉まるあいだに聞こえた内容に、友人と私は顔を見合わせてしまいました。

「聞いた？
　体に良いもの、マックって！！！（笑」

お笑いが大好きな人なので冗談だったのでしょうか。
それにしても病み上がりにマックって、不覚にも笑ってしまいました。

駅までその話をネタに盛り上がったのですが、
後日気になって聞いてみると、
「マックとか、は！、だめだからね。」と言っていたのだそうです。
日本語って最後まで聞かないとオチが分からない言語ですからね。

事の真相を確認すると、友人の兄は
やっぱりちゃんと「妹想いな兄」なのでした。