お気に入り多色ペンの黒が出なくなってしまいました。
滑らか油性ボールペン、インクはまだたっぷりあるのに。

手のひらで温めたり、遠心力でインクをペン先に寄せてみたり、
ティッシュペーパーにのの字を書いてみたのですがダメでした。

便利と不便は表裏一体。

粘度の高い昔ながらの油性ボールペンは10年、15年と持ちが良かったのですが、
手元のインクは、低粘度でスルスルとした書き心地と引き換えに寿命を捧げてしまったようです。

2023年4月に出た商品なのでちょうど2年を迎えたところ。メーカー的には買い替え推奨時期ですが、
「数日前まであんなに元気だったじゃない」
という気持ちが抑えきれません。

輪ゴムを使った遠心力では生ぬるかったでしょうか。

長い棒の先に括り付けてバトンガールのように振り回したら、インクが出るのでは？
剣道部の竹刀や野球のバットに貼り付けて素振りをしてもらえば、
部活が終わる頃には出るようになっているのでは！？

そんなことを思っていたら「油性インクは除光液に10分浸すと出るようになる」との裏技情報をつかんだので、
浸したあとに事務所にあった園芸用の棒先に貼り付けて素振りを試したら無事にインクが復活しました。

万が一、外れて飛んでしまうと危ないので実践は自己責任で。
インク飛び散り防止のため、セロハンテープをペン先に貼るなど対処をしましょう。
飛んでも回収できるような状況で、人が居ない場所で安全にお試しください。